酪農場や遊牧民集落への訪問: 日本人専門家が酪農家や現地の伝統的な家畜の飼養形態を調査しました
専門家チームは獣医事務所やフィールドを訪問し、政府の獣医師による農家での業務や、そこで集めた各種サンプルの輸送と検査状況、検査結果のフィードバック体制などについて、インタビューや資料収集を通して確認しています。
ヘブロン市近郊の酪農場や、ラマッラ市近郊の遊牧民集落では、ワクチネーションの様子を視察し、農家の状況と獣医師の業務体制について確認しました。また、農家の疾病予防や治療に対する意識、飼養衛生管理の向上に資する研修や疾病発生情報等へのアクセスに対する農家のニーズ、獣医師・畜産普及員による情報提供ならびに共有体制について確認しており、様々な課題が確認されつつあります。
専門家チームは引き続き現状調査とその分析を行い、具体的な活動計画を検討していきます。
酪農家でのワクチン接種業務の様子(ヘブロン獣医事務所)
遊牧民集落での羊へのワクチン接種業務の様子(ラマッラ獣医事務所)