第三国研修のフォローアップ: Blue Team 研修の開催(第2回)
2025年11月27日から11月28日の日程で、カンボジア国内の政府機関、重要インフラ事業者、教育機関職員を対象にBlue Team 研修をプノンペンにて開催しました。
このBlue Team 研修は、2025年1月にインドネシアで開催された第三国研修に参加した郵政電気通信省(Ministry of Post and Telecommunications, MPTC)職員 4名がインストラクターを務めました。2025年3月に同様のBlue Team研修をシェムリアップで実施しており、前回の研修のフィードバックを踏まえ、参加者の実務により近い演習シナリオと演習環境を導入しました。この取り組みは、研修自体の質を高めることに加え、教える側であるインストラクターとしての能力向上にも寄与する活動となりました。
今回のBlue Team研修には、サイバーセキュリティに関わる部署のMPTC職員に加え、経済財政省(租税総局)、商業省やカンボジア国立銀行などの他省庁、カンボジア電力公社及びプノンペン水道公社、商業銀行などの重要インフラ事業者、そしてカンボジア工科大学、カンボジアデジタル技術アカデミーなどの教育機関から、合計 38名が参加しました。
Blue Team研修は、サイバーセキュリティの実務に基づき、(1)サイバー防御と調査手法に関する講義、(2)実践的なサイバー演習、(3)インシデント報告という3つのセッションで構成されました。サイバー演習では、参加者は5名1組のBlue Teamとしてグループ分けされ、それぞれに割り当てられた仮想システムに対して、インストラクター(攻撃者)によるサイバー攻撃からの防御に取り組みました。次のインシデント報告セッションでは、各Blue Teamが演習中に受けた攻撃を調査手法にて特定し、攻撃後の仮想システムへの対処法について説明しました。
このような研修を継続し、カンボジアの関係機関の「サイバー防御」の技術向上だけでなく、研修員同士の交流の促進と共に持続可能なセキュリティ体制の構築が推進されることが期待されます。
参考リンク: 第三国研修のフォローアップ: Blue Team 研修の開催
https://www.jica.go.jp/oda/project/202005894/news/20250527_02.html