インドネシアでの第三国研修参加: サイバー攻撃防御演習
2025年1月20日から1月31日の日程で、インドネシア共和国ジャカルタで実施された第三国研修「サイバー攻撃防御演習」に郵政電気通信省(Ministry of Post and Telecommunications, MPTC)職員 4名が参加しました。
この第三国研修はインドネシアで実施されているJICA事業「サイバーセキュリティ人材育成プロジェクト」の活動の一環で、主催国であるインドネシアに加え、カンボジアとフィリピンのサイバーセキュリティ従事者も同研修に参加しました。
この研修の目的は、自国にてサイバー攻撃防御演習の設計・構築・実施を行なえるスキルを習得したインストラクター(Red Team)を育成することです。具体的には、日本のサイバーセキュリティ技術者がRed Teamとなり、仮想環境(Cyber Range)に演習用のシステムを構築し、同システムに対して現実に使われた手法を用いてサイバー攻撃を仕掛けます。研修生は同システムを守る側(Blue Team)となり、そのシステムをリアルタイムで防御するといった実践的な形式で行われました。この研修を通して、4名のMPTC職員は、実践的な防御スキルに加え、Red Teamとしての知見・技術を習得しました。
この第三国研修に参加した4名のMPTC職員は、3月20~21日で開催のカンボジアでの「Blue Team研修」にてインストラクターを務める予定です。この取り組みを通じて、カンボジア国内の関係機関での「サイバー攻撃防御」の技術向上と知見展開が期待されます。
プレスリリース: インドネシア・カンボジア・フィリピン向け JICA在外技術研修「サイバー防御演習」の実施
https://www.jica.go.jp/overseas/indonesia/information/press/2024/1561086_52846.html