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日本の遠隔医療の現場から学ぶ ― ベトナム保健省・ラオカイ省向け第2回本邦研修を実施

技術協力プロジェクト「遠隔技術を活用した医療人材能力向上体制強化プロジェクト」は、国立健康危機管理研究機構(JIHS)の協力のもと、2026年6月7日から19日まで、日本においてベトナム側カウンターパート職員を対象とした遠隔医療に関する本邦研修を実施しました。
本研修には、ベトナム保健省保健サービス局、ラオカイ省保健局、省総合病院および対象地域の医療施設から、行政官、医師、IT担当者など計9名が参加しました。参加者は、日本遠隔医療学会等の専門家による講義を通じて、日本における遠隔医療の政策、制度、取組および課題について学びました。
また、長崎県(対馬市)および山口県(防府市・周南市・岩国市)での視察では、遠隔医療が地域医療の課題解決にどのように活用されているかについて理解を深めました。さらに、山口県岩国市では患者宅を訪問し、実際の看護師を活用したオンライン診療(D-to-P with N)の運用現場を視察しました。
今年度は、より地域医療の現場に近い立場で遠隔医療に携わるラオカイ省の関係者が多く参加したことから、日本におけるボトムアップ型の制度設計や、利用者のニーズを踏まえた取組・サービス提供の実践例について学ぶ貴重な機会となりました。また、現場の医療従事者が活用しやすいガイドラインや運用体制の重要性についても理解を深めました。
研修最終日には、日本で得た知見を踏まえ、ラオカイ省における遠隔医療パイロット事業を含むベトナムにおける遠隔医療の推進に向けたアクションプランが発表されました。今後、本研修で得られた知見が活用されることで、ベトナムにおける持続可能な遠隔医療体制の構築と、質の高い医療サービスへのアクセス向上に寄与することが期待されます。