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第1回合同調整委員会の実施

2024年6月28日、第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee、以下「JCC」)を首都ポートモレスビーで対面・オンライン形式で実施しました。JCCには、JICAのフィラリア(以下、「LF」)対策プロジェクト・チームをはじめ、パプアニューギニア(以下、「PNG」)保健省、州保健局関係者、世界保健機構(WHO)、JICA PNG事務所等が出席し、プロジェクト進捗や今後の計画・課題等について議論しました。

今回のJCC会議は、プロジェクト対象7州(うち1つの州が欠席)の州保健局関係者を招集し、プロジェクト概要の周知、昨年に実施した集団投薬(Mass Drug Administration、以下、「MDA」)実施州からの活動進捗に加えて、過去にMDA実施経験のある州保健局関係者からその経験を未経験の州等に共有してもらうこと等を目的としました。MDA実施は、LF罹患者に生存するミクロフィラリアを殺滅し、次世代へのフィラリア症の伝播を食い止めることを目的として、州内のほぼ全員(一部、妊婦等除く)に対して投薬をするため、予算や治安対策、地理的要因等の様々な課題がある中で限られた実施期間内に大量のヒト・モノ・カネを投入して実施します。これは投薬の実質的な実施機関となる州保健局にとっても極めて大規模な公衆衛生活動になります。また、その実施には保健省をはじめ、各地域の官民組織や関係団体、ステークホルダーとの連携は不可欠です。

本JCCでの主な発表、協議内容、今後の予定は以下のとおりです。

※各発表・協議内容

  • JICAの支援内容、プロジェクト概要(技術協力プロジェクト)の説明
  • 西ニューブリテン州での第1回MDA実施進捗報告
  • 東ニューブリテン州での過去のMDA実施内容、MDA後のインパクト調査の実施進捗報告
  • ニューアイルランド州での過去のMDA実施内容
  • 東セピック州で今後予定するMDA実施計画
  • PNG保健省より、LFプロジェクト所感と今後の予定(総括)
  • プロジェクト実施に係る予算確保の重要性とその確認

※今後の予定

  • MDA実施に係る準備(西ニューブリテン州、東セピック州、西セピック州)
  • 定点調査(Transmission Assessment Survey、TAS)の計画(ニューアイルランド州)
  • LF流行状況を確認する「Mapping」調査の計画(ブーゲンビル自治州、マヌス州)

プロジェクト・チームは、今後もLF制圧に向けて各種ドナー・パートナーと協力して活動を推進して参ります。

今回のJCC会議開催について、JICA PNG事務所のホームページでも掲載(リンク参照)しています。

  • 「フィラリア対策プロジェクト フェーズ2」の第1回JCC会議の実施(2024年7月2日付)
  • 日本語版
  • 英語版

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参加者と集合写真

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LF対策のロードマップ