「フィラリア対策プロジェクト フェーズ2」の第1回JCC会議の実施
2024.07.02
2024年6月28日、「フィラリア対策プロジェクト フェーズ2」の第1回JCC会議が首都ポートモレスビーで開催されました。この会議は、本プロジェクトが対象とする州におけるリンパ系フィラリア症対策の進捗状況や今後の計画等について議論を目的に行われたものです。保健省、WHO、JICAの他に、本プロジェクトが対象とする7州※の代表者が参加しました。
これまでJICAと日本政府は、WHOが主導する“太平洋リンパ系フィラリア症対策(PacELF)”に長年協力してきました。2000年から2016年にかけて実施された「大洋州医療特別機材供与感染症対策(フィラリア)機材計画」においては、太平洋諸国14カ国に対し、リンパ系フィラリア症制圧に使用される薬剤の一つであるDECや検査キット等の供与を行いました。また、「大洋州広域フィラリア対策プロジェクト」(2018-2023)では、太平洋6カ国を対象に、集団投薬(MDA)と感染状況定点調査(TAS)を実施しながら、保健医療関係者の実施能力の強化も行いました。
そして、現在、2023年4月から4年間の予定で、後継案件としてパプアニューギニア国を対象に「フィラリア対策プロジェクトフェーズ2」を実施中です。本プロジェクトでは、MDAの実施能力とTAS/IDA影響調査(IIS)の強化に取り組むと共に、さらに保健省が当国のフィラリア対策を牽引していけるよう支援を行っています。
※ニューアイルランド州、東ニューブリテン州、西ニューブリテン州、東セピック州、西セピック州、マヌス州、ブーゲンビル自治州
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