西部アフリカパワープール促進のための広域連携強化プロジェクト
Project for Strengthening Regional Power System of West African Power Pool (WAPP)
実施中案件

- 国名
- ベナン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 資源・エネルギー
- 協力期間
- 2025年2月~
プロジェクト紹介
西部アフリカ地域は約4.4億人の人口を有しており、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワールが西部アフリカパワープール(WAPP)を通じて域内への電力融通を行い、同地域の電力供給を支えています。今後、同地域のさらなる電力需要の伸びに伴い、WAPPが広域系統運用や広域市場運用を本格化させ、長期的に安定した電力供給を実現するためには、人材育成及び能力強化が不可欠となっています。
本事業は、西部アフリカ地域において、WAPP域内の長期的な供給および需要予測に基づき、電源開発/国際連系線開発の優先案件検討、域内研修を通じた広域系統運用、電力市場運用の能力強化を行います。これによって、電源/国際連系線開発、広域系統運用や市場運用改善の一体的推進を図り、もって国境を越えた電力システムの統合が進み、クリーンで安価な電力の安定的な利用促進に寄与するものです。
【上位目標】
国境を越えた電力システムの統合が進み、クリーンで安価な電力の安定供給が促進される。
【プロジェクト目標】
WAPPの強化を目指し、特定された課題を解決するため、電源/国際連系線開発、広域系統運用および市場運用の改善を統合的に推進する。
【成果】
成果1:
WAPP地域の長期需給予測に基づき、JICAが考慮すべき電源開発/国際連系線開発の優先案件が検討される。
成果2:
最新の研修ニーズを踏まえ、WAPPの人材育成プログラム構想(CBPI)が更新される。
成果3:
地域研修の準備と実施を通じて、(広域融通に関わる)系統運用者の能力が強化される。
成果4:
地域研修の準備と実施を通じて、(広域融通に関わる)市場運用者の能力が強化される。