2026年度本邦研修「地域警察(交番)運営」の実施(2026年7月)
2026年7月23日から31日まで、コートジボワールの警察官10名を対象に、「地域警察(交番)運営」に関する本邦研修を東京都および群馬県で実施しました。
本研修は、日本の地域警察制度や警察官の育成、住民の声を警察活動に反映する仕組み、女性警察官の活躍推進に向けた取組などについて学び、コートジボワールにおける地域警察活動の強化に生かすことを目的としたものです。
まず、7月24日に東京都で警察庁を表敬訪問し、地域警察、警察署協議会、女性警察官の活躍推進について講義を受けました。26日には群馬県へ移動し、29日までの3日間にわたり、群馬県警察本部、前橋警察署、大友町交番および群馬県警察学校を訪問しました。
群馬県警察本部では、各種講義に加えて通信指令室を視察し、実際の110番通報に対応する様子を見学しました。
前橋警察署では、地域警察官が勤務を開始する際の点検、警察署内の各施設、警察車両、白バイ訓練などを視察し、地域警察の具体的な活動について学びました。また、大友町交番では、巡回連絡や立番の様子を視察する機会にも恵まれ、住民に身近な場所で活動する交番の役割や運営方法について理解を深めました。さらに、交番の視察時には地元メディアの取材を受け、その様子が当日のテレビニュースや翌日の朝刊で取り上げられました。
群馬県警察学校では、初任科生の卒業式や校内施設、逮捕術訓練、現場鑑識実習などを視察し、教官との意見交換を通じて、日本における警察官の教育・育成について学びました。
研修プログラム最終日の30日には、JICA東京センターにおいて研修全体を振り返る評価会が開催され、その後の修了式で研修員に修了証が授与されました。研修員からは、研修全体に対して高い満足度が示され、講義に加えて、実際の活動や現場を視察できたことが特に好評でした。また、住民と警察との信頼関係や、日本人の規律正しさ、時間を守る姿勢が印象に残ったとの声が寄せられました。さらに、女性警察官が抱える課題や、その活躍の可能性について議論できたことも評価されました。
研修員は研修期間を通じ、コートジボワールの実情を踏まえながら、得られた知見を今後の地域警察活動にどのように生かしていくかを熱心に検討しました。本研修の成果が関係者や各所属先で共有され、同国における地域警察活動のさらなる推進につながることが期待されます。
本研修の実施にご協力いただいた警察庁、群馬県警察をはじめとする関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
警察庁での講義
職務質問の実習体験
地域警察官による朝の点検を視察
パトカーの説明を聞く様子
交番での記念撮影
逮捕術訓練の視察
警察学校の模擬交番(さすまたの使い方を聞く研修員)
JICA東京における修了式