コチャバンバ県統合水資源管理実践能力強化プロジェクト
Project for Capacity Development on Practical Integrated Water Resources Management in Cochabamba
実施中案件
- 国名
- ボリビア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2025年1月~2029年1月
プロジェクト紹介
コチャバンバ県はボリビアで三番目に人口が多く、本プロジェクトの対象地域であるロチャ川流域には県人口の7割以上(約140万人)が居住しています。特に、人口が集中するコチャバンバ都市圏では、下水処理施設の整備が不十分なため、河川の水質汚濁が深刻化しています。また、農地が大部分を占めるバジェアルト地域では、過剰な取水による地下水位低下や、それに伴う地下水質の悪化が深刻な課題となっています。
そうした状況の下、ロチャ川流域では、水不足に伴う住民と行政間の紛争が度々発生していました。その背景には、水資源管理関連の関係組織間の連携不足がありました。この課題に対応するため、2018年から2019年にかけてロチャ川流域指針計画(PDCRR)が策定されるとともに、その実施を推進するための対話・調整の場として、流域内の関係者による協議体(PICRR)が設立されました。さらに、JICAの協力の下、統合水資源管理に係るコチャバンバ県庁の能力強化を目指したプロジェクトが実施され、PICRRの運営体制構築等が進められました。しかしながら、構築された関係機関間のネットワークを維持し、PICRRを継続的に機能させるとともに、水問題に対する解決策の合意形成と実践を着実に促進していくためには、統合水資源管理に関するさらなる能力強化が必要となっています。
本事業は、ボリビア国コチャバンバ県ロチャ川流域において、PICRRの適切な運営に向けた協力やパイロットプロジェクトの実施を通じて、コチャバンバ県庁及びPICRRの統合水資源管理に係る実践能力の強化を図り、もってロチャ川流域における水問題の改善に向けたPDCRRの実施の促進に寄与するものです。
【上位目標】
ロチャ川流域指針計画(PDCRR)の実施が促進される。
【プロジェクト目標】
コチャバンバ県庁とPICRRの、統合水資源管理実践のための能力が向上する。
【成果】
成果1:流域内の水量・水質を含む気象・水文情報が把握され、適切に活用されるように、蓄積・管理され、公開される。
成果2:流域の水問題の解決に向けて、関係する機関や住民組織の参加が促進され、PICRRが適切に運営される。
成果3:コチャバンバ都市圏(ロチャ川およびマイランコ川サブ流域)とバジェアルト地域(スルティ川サブ流域)の2地域におけるパイロット活動実施を通じて、PDCRRの持続的で適切な実施のための教訓が得られる。
成果4:PDCRRを実施するための、市の資金調達にかかる県の支援能力が向上する。
協力地域地図

