16. 初めての母子手帳、どう広める?啓発ポスターを作成
母子手帳を「見たことも、聞いたこともない」ジョージアの人たちにとって、その存在を知ってもらい、実際に使ってもらうことは簡単ではありません。そこで、JICAのプロジェクトでは、母子手帳の活用を広げるための啓発用ポスター2種類を作成しました。
ひとつ目は、妊婦健診に来た妊婦さん向けのポスターで、産科クリニックに掲示しました。イラストの上に大きく書かれているのは「母子手帳、毎回の診察時には持参してください」というメッセージ。その下には、「医師が妊婦健診の全体像をより理解できるように支援するツール」「母子手帳に記入し、質問し、情報を活用してください」といった呼びかけが添えられています。
ふたつ目は、産後に小児科を訪れるお母さんやご家族向けのポスターで、小児科クリニックに配布されました。見出しは「母子手帳、あなたとあなたのお子さんの健康を一緒にケアしましょう」。さらに、「母子手帳を持参して、診療をより効果的に」「母親へのみちしるべ」「家族で共有しましょう。健康はチームワークです」といったメッセージが盛り込まれています。
イラストの下には、どちらのポスターにも共通して、「母子手帳って何?」と、コンテンツがひと目で分かるように、以下の内容が箇条書きで紹介されています:
- 妊娠中、出産、産後の記録をしましょう
- 新生児、乳幼児(0~5歳)の健康記録、予防接種や発育モニタリングに使いましょう
- 医師との効果的なコミュニケーションのためのツールになります
- 妊娠から子育てまでのアドバイスや情報が載っています
母子手帳は、妊婦さん本人はもちろん、パートナーや家族、医療者にとっても心強いサポートツールです。今回作成したポスターは、そんな母子手帳の“使ってみよう”というきっかけを生む第一歩として、母子手帳試用中の医療施設で活用され始めています。
母子手帳啓発ポスター(産科用)
母子手帳啓発ポスター(小児科用)