ベトナム保健省と 、B型肝炎母子感染予防の強化に向けて 2日間の技術研修を実施
― 7省から計31名が参加、現場で指導するトレーナー育成へ ―
2025年12月16日~17日の2日間、ベトナム保健省母子保健局と、ハノイ市において「B型肝炎の母子感染予防に関するトレーナー研修(TOT)」を共同開催しました。「ウイルス性肝炎予防対策強化プロジェクト(JICA VHEP)」の対象である7省から、省保健局、省疾病管理センター、病院の医療従事者など計31名が参加しました。
ベトナムでは依然としてB 型肝炎の感染率が高く、母子感染は新規感染の主要な要因となっています。そのため、妊婦スクリーニングの強化、出生後24時間以内のワクチン接種、医療従事者による適切なカウンセリングなど、現場での包括的な対応が求められています。2024年11月より開始しているJICA VHEPでは、保健省による妊婦のスクリーニング体制、診断、治療、カウンセリングなどB型肝炎の母子感染予防の実践強化を目標の一つとしており、今回の研修はその取り組みの中核となる活動の一つです。
研修では、「検査前後のカウンセリング」「母子感染予防の手順」「感染母体から生まれた新生児のケアとフォローアップ」などをテーマに、国立熱帯病病院、ハノイ医科大学、および国立衛生疫学研究所の専門家が講義を行いました。さらに、グループディスカッションやカウンセリング手法のロールプレイを通じて、現場に即した実践的なスキルを習得しました。
今後、参加者は各省において地域レベルの医療従事者に対して技術を伝達し、母子感染予防活動を推進する役割を担うことが期待されています。JICA VHEPは、ベトナム保健省、地方の関連機関、そして様々なパートナーと連携しながら活動を継続して参ります。
※ソンラ省、バクニン省、クアンチ省、ラムドン省(旧ビントゥアン省)、クアンガイ省(旧コントゥム省)、アンザン省、ホーチミン市(旧ビンズオン省)
集合写真
Nguyen Van Chi副局長、保健省母子保健局
濵卓至チーフアドバイザー
グループディスカッション
Cao Thi Thanh Thuy教授、ハノイ医科大学
スマートフォンでプレテスト受ける様子
医師と妊婦に分かれてロールプレイング
Dr. Nguyen Nguyen Huyen, 国立熱帯病病院
講師と研修生による質疑応答
Dr. Hoang Thi Thanh Ha、国立衛生疫学研究所