5歳未満児を対象としたウイルス性肝炎有病率調査に向けた研修会を実施
2026年4月7日および8日の2日間、ハノイにおいて、今後実施予定の5歳未満児を対象としたB型ウイルス性肝炎の有病率に係る疫学調査に向けたTOT(Training of Trainers)研修会を実施しました。本研修は、「ベトナムにおけるウイルス性肝炎の予防・管理能力強化プロジェクト(JICA-VHEP)」の一環として行われたものです。本調査は、ベトナムにおける5歳未満児のB型肝炎ウイルスの感染状況等を把握し、科学的根拠に基づく政策立案や対策強化に役立つデータを収集することを目的としています。特に小児は出生時に母体から B型肝炎ウイルス性に感染する可能性が高いため、早期発見および予防の観点からも重要な調査となります。
今回のTOTは、保健省疾病予防局(VADP)および国立衛生疫学研究所(NIHE)が主催したもので、プロジェクト対象である7省の保健局、疾病管理センター(CDC)、省病院から計35名が参加しました。研修では、疫学調査の目的および設計、調査手法、データ収集および管理、倫理的配慮などについて講義が行われた他、実践的な演習も実施されました。これにより、調査手法の標準化と全国統一プロトコルの共有が進み、各地域での円滑な実施に向けた大きな一歩となりました。
今後は、5月以降の調査開始を目標に、本研修会に参加した人材が中心となり、実施体制の構築、調査対象コミューンの選定、機材の準備など、段階的に調査準備が進められる予定です。
JICA-VHEPプロジェクトでは、今回の活動を通じて得られるデータを活用し、ベトナムにおけるウイルス性肝炎対策のさらなる推進に貢献していきます。
集合写真
プロジェクトの説明をする濵卓至チーフアドバイザー
Manh疾病予防局副局長
講義を聞く参加者
採血演習の様子
住民に渡す同意書等の説明の様子