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ベトナムの肝炎対策を加速:保健省とJICAが300名規模の合同サイエンスワークショップを開催

2026年7月23日、JICAウイルス性肝炎予防対策強化プロジェクト(VHEP)は、ベトナム保健省(MOH)と国立熱帯病病院(NHTD)等と協力し、「ウイルス性肝炎の予防と管理に関するサイエンスワークショップ」をハノイ市で開催しました。
本ワークショップは、7月28日の「世界肝炎デー」に先立ち開催されたもので、2026年のベトナムにおけるテーマである「ウイルス性肝炎排除と肝がん予防に向けた行動の加速」を掲げて実施されました。会場には、ベトナム側からNguyen Thi Lien Huong保健副大臣、Pham Duc Manh疾病予防局副局長、NHTDのPham Ngoc Thach院長をはじめ、全国の保健医療機関、疫学研究所、地方省の疾病管理センター(CDC)などの関係者らが集結しました。日本側からは、在ベトナム日本国大使館の斎藤雅文一等書記官、JICAベトナム事務所の西村恵美子次長、およびJICAプロジェクトの濵卓至チーフアドバイザーらが出席しました。その他、世界保健機関(WHO)、米国CDC、医療機器メーカーなども参加し、官民・日越の枠を超えた300名以上による熱気あふれる議論が展開されました。

保健副大臣による力強いメッセージ:

ワークショップの冒頭で登壇したNguyen Thi Lien Huong保健副大臣は、ベトナムにおける肝炎対策の重要性を強調しました。副大臣は、ベトナムが依然として世界で最も肝炎の疾病負荷が高い国の一つであり、肝がんの約90%が肝炎ウイルスに起因しているという深刻な現状に言及しました。その上で、「2030年までにウイルス性肝炎を排除するという目標は大きな挑戦だが、ワクチンや治療薬といった有効な手段、そして国内外の結束があれば、ベトナムは必ずこの目標を達成できると確信している」と、国家目標の達成に向けた強い決意を示しました。

ワークショップの主なハイライト:戦略の転換と技術革新:

1日の会期を通じて、以下の4つの重要テーマについて発表と議論が行われました。

JICAの貢献:エビデンスに基づいた持続可能な対策:

保健省疾病予防局 (VADP)のLinh副課長やWHOのVan医師からは、JICA VHEPの活動全般、特に現在実施している「5歳未満児のB型肝炎表面抗原(HBsAg)陽性率疫学調査」について言及がありました。本調査は、ワクチン接種の効果を科学的に検証し、次期「2026-2030年肝炎対策計画」の策定に向けた重要なエビデンスを提供するものです。なお、当日周知された「B型ウイルス性肝炎の診断・治療ガイドライン」(1740/QD-BYT, 2026年6月16日)については、今後、研修教材を策定し、7省で研修を実施する予定です。

今後の展望:2030年の排除目標に向けて:

ベトナム政府は、世界保健機関(WHO)の目標と足並みを揃え、2030年までに公衆衛生上の脅威としてのウイルス性肝炎を排除するという強い決意を改めて表明しました。今回のワークショップは、最新の科学的知見と地方での実践的な成功事例を結びつける重要なプラットフォームとなりました。日本とベトナムは、肝炎によって失われる命を一つでも多く救うため、強固なパートナーシップのもとで対策をさらに加速させていきます。

動画はこちら(保健省YouTube):
https://www.youtube.com/watch?v=5hGVAFxA3KY

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Nguyen Thi Lien Huong保健省副大臣のスピーチ

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Manh副局長が肝炎患者を慰問(濵チーフアドバイザー:左から3人目)

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会場の様子-1

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Van医師( WHO)による世界の肝炎の状況についての説明

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質問をする参加者

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会場の様子-2