バンサモロ母子保健サービス・栄養改善プロジェクト
The Project for Strengthening Services in Maternal and Child Health and Nutrition Improvement in the BARMM
実施中案件
- 国名
- フィリピン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2025年11月~2028年10月
プロジェクト紹介
フィリピンでは、母子保健に関連する指標の大幅な改善が見られてきました。しかし、都市部と地方部の地域間格差や、富裕層と貧困層の社会経済格差等が広がっており、フィリピン全土のジニ係数は 40.7と、アジアの中でも所得格差が大きい状況です。特に、ムスリム・ミンダナオ・バンサモロ自治地域(BARMM)は、長年にわたる武力衝突や紛争による影響により、世帯別貧困率がフィリピン全土平均と比較しても高い地域です。母子保健分野においても、妊産婦死亡率、5歳未満児死亡率は SDGs 指標を上回っており、改善が必要になっています。
その要因として、保健医療サービスを提供する側には、産前・産後ケアや出産介助の質の向上、プライマリケアにおける栄養サービス提供体制への強化といった課題があります。一方、サービスを受ける側には、サービスへの信頼感の欠如、受診にかかる経済的負担、文化的・社会的背景による受診回避等といった課題があると想定されます。こうした課題に対応するため、サービスを提供する側の母子保健行政や保健施設・医療従事者に加え、サービスを受ける側のコミュニティ住民を対象とした、母子保健・医療サービスの改善が急務となっています。
本事業は、BARMM内のプロジェクト・サイト対象地域において、1)母子新生児保健・栄養(MNCHN)サービス強化のための保健行政の枠組み強化、2)一次医療施設におけるMNCHNサービス提供能力の強化、3)コミュニティを基盤としたMNCHNへの取組み促進に係る技術支援を行うことにより、プロジェクト・サイトのMNCHNサービスの強化を図り、もってBARMM全体のMNCHNサービスの強化に寄与するものです。
【上位目標】
BARMMにおいて母子・新生児保健・栄養(MNCHN)サービスが強化される。
【プロジェクト目標】
BARMM内プロジェクト・サイトにおいてMNCHNサービスが強化される。
【成果】
成果1:BARMMにおけるMNCHNサービス促進のための保健行政枠組みが強化される。
成果2:一次医療施設のMNCHNサービス提供能力が強化される。
成果3:コミュニティを基盤としたMNCHN向上への取り組みが促進される。
協力地域地図

