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マレ島における災害に対する強靱性向上計画

The Project for Disaster Resilience Enhancement in the Malé Island

実施中案件

マレ島東海岸の護岸 人口ビーチの南側:消波ブロックがズレて沈下し、隙間に砂礫が溜まっている。
国名
モルディブ
事業
無償資金協力(贈与契約(G/A))
課題
水資源・防災
贈与契約(G/A)締結(供与期限)
2025年9月9日~2030年12月31日
供与額
15.55億円

プロジェクト紹介

モルディブは、高波・高潮への脆弱性が高く、気候変動の影響を受けやすい小島嶼国です。首都マレ島は、政治経済の中心且つ全人口の約4分の1が集中する過密居住地であり、ひとたび災害が発生すると経済社会活動へ甚大な影響が及びます。

モルディブ政府は日本の協力で、1987年から2002年にかけてマレ島の護岸整備を行い、海岸防災機能を強化しました。しかし近年、既設護岸の一部区間では越波・飛砂等が発生し、周辺道路や施設に被害が及んでいます。また、マレ島では雨水が地表から土壌中に浸透する能力が限られているため、降雨時に迅速な排水が必要ですが、排水施設の機能低下や排水ポンプの非効率的な運用等により、排水能力が低下しています。そのため、集中豪雨時には道路の冠水が頻繁に発生し、経済社会活動の継続が阻害されています。今後、気候変動の影響により降雨強度の更なる増大が予測され、雨水排水能力の向上が課題となっています。

本事業では、護岸の改良及び雨水排水能力向上のための機材整備等を行うことで、気候変動の影響も加味した災害対策強化に取り組みます。


【事業の目的】
本事業は、首都マレ島において海岸防災施設(護岸)の改良及び雨水排水能力向上に係る機材整備等を行うことにより、同島の高波・高潮及び豪雨災害の被害軽減を図り、もって同島の水災害への脆弱性の克服及び生活・経済社会活動基盤の安定を通じたモルディブの環境・気候変動対策・防災に寄与するもの。

【事業内容】
ア)施設、機材等の内容:【施設】護岸改良(合計722m)、【機材】遠隔監視制御システム(※)、雨水排水路清掃機材(高圧洗浄車1台) ※既設の16か所の排水ポンプ(合計21台、ポンプ1台体制:11か所、ポンプ2台運用5か所)の遠隔操作等を行うシステム。

イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容:詳細設計、入札支援、調達・施工監理/調達機材の運営・維持管理のための技術指導

ウ)調達・施工方法 : 建設機材について、一般的な資材は現地調達とし、現地調達が困難な一部の資材は第三国調達とする。また、機材については基本的に日本調達とする。

協力地域地図

マレ島における災害に対する強靱性向上計画の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • マレ島東海岸の護岸 人口ビーチの南側:消波ブロックがズレて沈下し、隙間に砂礫が溜まっている。 

  • 北岸壁。頂部コンクリートブロックのズレが確認できる。 

関連情報