モルディブ向け無償資金協力贈与契約の締結:首都マレ島における護岸の改良及び雨水排水機材の整備等により、環境・気候変動対策と防災に貢献


2025.09.09
国際協力機構(JICA)は、9月9日、モルディブ共和国の首都マレ市にて、同国政府との間で、「マレ島における災害に対する強靱性向上計画」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、モルディブ共和国財務・計画省のハッサン・ミラス副大臣と、JICAモルディブ支所の高城元生支所長の間で取り交わされました。
署名式の様子
なお、本案件の詳細設計のため、2024年10月に、2,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。
事業概要は以下のとおりです。
・国名
(対象地域)
モルディブ共和国(マレ島)
・事業目的
本事業は、首都マレ島において海岸防災施設(護岸)の改良及び雨水排水能力向上に係る機材整備等を行うことにより、同島の高波・高潮及び豪雨災害の被害軽減を図り、もって同島の水災害への脆弱性の克服及び生活・経済社会活動基盤の安定を通じたモルディブの環境・気候変動対策・防災に寄与するもの。
・事業内容
ア)施設、機材等の内容:
【施設】護岸改良
【機材】遠隔監視制御システム、雨水排水路清掃機材
イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容:詳細設計、入札支援、調達・施工監理/調達機材の運営・維持管理のための技術指導
・供与限度額
15億5,500万円
・実施予定期間
45ヵ月(33カ月で施設完工予定、詳細設計・入札期間及び機材供与後、1年間の瑕疵対応期間を含む)
・実施機関
建設・住宅・インフラ省
・
SDGs
達成への貢献
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
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