包括的中核都市行政強化事業

Inclusive City Governance Project

実施中案件

国名
バングラデシュ
事業
有償資金協力
課題
都市開発・地域開発
借款契約(L/A)調印
2014年6月~
借款契約額
306.90億円

プロジェクト紹介

バングラデシュは、急速な人口増加の一方で、道路や排水溝、廃棄物処理施設などの都市インフラの整備が追いついておらず、著しい交通渋滞や住環境の質の低下など、深刻な都市問題が発生しています。加えて、中央省庁の出先機関と自治体の機能の重複や不明確な役割分担、関係者間の調整不足により、効果的な開発事業および行政サービスの提供が行われていません。この協力では、本邦企業が多くし進出し、同国内最大の輸出加工区を抱えるチッタゴン市を含む5中核都市において、都市インフラの整備と行政官への研修・技術指導などを支援します。これにより、都市環境の改善と行政サービスの向上を図り、対象都市の経済発展および住民の生活向上に寄与します。

協力地域地図

包括的中核都市行政強化事業の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • ガジプールCC(City Corporation)でのステークホルダー会議。CC設立前であるが市役所職員、議員、市民代表が参加し議論した。 

  • ナラヤンガンジCCでのステークホルダー会議。市民各層の代表がCCの開発ビジョンと戦略を議論した。 

  • コミラCCの繁華街にあるバスターミナル。すぐ目の前のメインストリートは慢性的な渋滞状況にある。 

  • ナラヤンガンジCCの都市排水路。大切な洪水対策インフラであるがゴミと不法占拠で水路断面が小さくなっている。 

  • ロングプールCCのゴミ捨て場。すぐ近くでは農作物が栽培されているが、ゴミの量は日に日に増大している。 

  • ロングプールの水道管(PVC:塩ビパイプ)。水圧(圧送)を高く設定できないため遠距離での配水が困難。地盤沈下などの外的要因により管が損傷しやすく漏水率(逸水)が高い、パイプの肉厚が薄く鋳鉄製の水道管に比べて劣化が早い、容易に穴が開けられるため盗水され易いなどの問題もある。 

関連情報

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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