プノンペン南西部灌漑・排水施設改修・改良事業(第二期)
Southwest Phnom Penh Irrigation and Drainage Rehabilitation and Improvement Project (II)
実施中案件

- 国名
- カンボジア
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 借款契約(L/A)調印
- 2023年4月
- 借款契約額
- 24.8億円
プロジェクト紹介
カンボジアでは、農業がGDPの22.8%を占め、かつ労働人口の35%が農業に従事しており、(世界銀行、2022年)、農業は地方農村部の主要生計手段となっています。しかし、現存する灌漑施設の多くは、1975年~78年に建設されており、設計・施工上の問題や老朽化により十分に機能していないものが多く、灌漑施設の復旧・改善が喫緊の課題となっています。
本事業は、プノンペン南西部の農村部貧困地域において灌漑排水施設等を改修・整備することにより、対象地域の農業生産性の向上を図ります。
1)事業目的
本事業は、プノンペン南西部の農村部貧困地域において灌漑排水施設等を改修・整備することにより、対象地域の農業生産性の向上を図り、もって同地域の農民の生計向上、新型コロナウイルス感染症からの経済復興に寄与するもの。
2)事業内容
ア)灌漑排水施設の改修・整備
・ ローレンチェリー地区:頭首工、幹線水路、二次水路、三次水路、排水路、水利組合建物
・ カンダルスタン=バティ地区:取水堰、取水口、堤防、付帯施設
※カンダルスタン=バティ地区の幹線水路、二次水路、三次水路は先方負担で実施と 2020年6月に実施機関との間で合意済み。
イ)農民水利組合及び農民水利グループの設立支援・組織強化並びに営農指導)
ウ)コンサルティングサービス(詳細設計、入札補助、施工管理(ショート・リスト方式)、ソフトコンポーネント(水利組合設立、営農指導)