和平地域道路整備事業

グアテマラでは、1960年から1996年まで続いた内戦の終結後、特に被害を受けた地域を「和平地域（ZONAPAZ）」に指定し、復興・開発を確約していましたが、その進捗は遅れています。とりわけ、ZONAPAZのアルタ・ベラパス県及びそれに隣接するイサバル県を横断する国道7号東線は、主要な道路であるにもかかわらず、未舗装であるため、雨期には通行が遮断されるなど、同地域の開発が遅れている要因となっています。また、同地域の住民の大半は先住民であり、沿線自治体の平均貧困率は全国平均を大きく上回っています。本協力は、国道7号東線、周辺自治体へのアクセス道路及び農村道路の整備を行うことにより、同地域の交通輸送手段の確保を図り、地域住民の生活水準の向上、地域経済の活性化を通じた和平の定着、貧困削減に寄与します。