GTP6コポン橋開通式
2021.08.16
2021年7月20日(火)円借款「和平道路整備事業(2)(GT-P6)」裨益地域のキチェ県ウスパンタン市、チカマン市、イスカン市共催で、コポン川を跨ぐコポン橋開通式が行われました。
橋の南側取り付け口に設けられたテント会場に約300人の地域住民が集まる中、上記三市長に加え、マルドナード通信・インフラ・住宅大臣、キニョーネスインフラ担当次官、キチェ県選出国会議員2名も出席されました。
フィゲロア ウスパンタン市長は祝辞の中で、「内戦で分断されていた地域を名実とともに結びつける橋であると述べられました。
プロジェクト全体ではまだ工事半ばですが、この橋の開通は地域の政治・社会・経済上、極めて重要な意味を持ち、特に地元の人々にとっては象徴的な出来事です。
この事業では車両通行不能だったキチェ県北部を縦貫する舗装自動車道路を建設します。
プロジェクトサイトは1960年から96年まで続いた内戦中、陸の孤島である地の利を活かして反政府勢力が最後まで立て籠もった地域です。分断された地域をつなぐ道路建設事業として、歴史的意義を有するだけでなく、農業・商業活発化、人口増加がすでに顕著であり、社会経済的なインパクトの大きさがうかがえます。
(1)コポン橋
北緯15.7075度、西経90.8835に位置するコポン川にかかる橋長90メートル・幅員2車線(片側1車線)の鋼製トラス桁橋。
(2)事業概要
(3)新聞報道リンク
コポン橋概観:ネグロ川支流コポン川に架かる
北側から見たコポン橋
向かって右からキニョーネス次官、マルドナード大臣、山口JICA所長、アサSBI常駐代表
コポン橋
コポン橋建設以前に使用されていた歩行者用吊橋。車両でキチェ県南北を移動するには迂回して東側に隣接するアルタベラパス県内道路約250kmを通行しなければならなかった。本吊橋は2020年11月の熱帯低気圧ETAにより流失した。
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