山岳地帯・貧困緩和環境保全事業

ペルーの南東部山岳地域は、全世帯数の約3分の2が貧困層、うち約半数が極貧層です。同地域では農業生産に重要な表層土壌の流亡、森林劣化による水資源涵養能力の低下から、定住型の営農が困難であったため、住民の農村離れによって山岳地域における自然資源の管理が十分に行われないことが懸念されていました。この協力では、山岳地域にある125の小流域で土壌保全、小規模灌漑、植林といった農業インフラ整備、営農指導などを支援しました。これにより、農業生産性の向上および土壌・森林保全を図り、貧困緩和と環境保全に貢献しました。