PEA送電網拡充事業（7-2）

タイの地方配電公社は、バンコク首都圏を除く73県への送電および配電を行っており、これまで日本の円借款により送配電網整備を支援してきました。しかし、北部地域と首都圏との間には、依然として電力供給の安定性、信頼度の面で格差が生じており、電力需要の伸びに応じた効率的な設備の整備が必要となっていました。この協力（7-2期）では、北部9県において、配電用変電所と送電線の新設を支援しました。これにより、対象地域では停電時間や回数が減少し、電圧も安定し、同地域における地方産業振興および民生の安定に貢献しました。