カルシ-テルメズ鉄道電化事業
Karshi-Termez Railway Electrification Project
終了案件

- 国名
- ウズベキスタン
- 事業
- 有償資金協力
- 課題
- 運輸交通
- 借款契約(L/A)調印
- 2012年2月~
- 借款契約額
- 180.67億円
プロジェクト紹介
ウズベキスタン国内の鉄道の中でも、カルシ-テルメズ間は、同国から他国を経由せずアフガニスタンへ至る唯一の鉄道路線です。貨物輸送にも重要な役割を果たしており、その鉄道輸送需要はさらなる拡大が予想されています。しかし、カルシ-テルメズ区間には急勾配の山岳地帯が含まれるため、複線化による輸送力増強が困難です。この協力では、同区間において、現行の牽引方式であるディーゼル方式よりも牽引力の高い電気方式への改良を支援しました。これにより、増加が見込まれる貨物輸送需要への対応および貨物輸送の効率化を図りました。
【事業の目的】
本事業は、カルシ‐テルメズ区間(総延長 325km)の鉄道を電化する(現在はディーゼル方式)ことにより、今後増加が見込まれる貨物輸送需要への対応及び貨物輸送の効率化を図り、もって当国及びアフガニスタン等周辺国の社会経済発展に寄与するもの。
【事業内容】
カルシ‐テルメズ間(総延長 325 ㎞)において、以下の①~⑩を行うもの。
①信号設備導入、②通信設備導入、③車両基地改良、④鉄道用変電所建設、⑤架線敷
設、⑥変電所建設、⑦送電線建設、⑧建設・保守車両の調達、⑨軌道リハビリ、⑩コンサルティング・サービス(基本設計、詳細設計、入札補助、施工監理)