ホーチミン市都市鉄道建設事業（ベンタイン－スオイティエン間（1号線））(4)

ベトナム最大の都市であるホーチミン市では、人口の急増や所得水準の向上に伴い、車両台数も増加しています。一方で、公共交通インフラ整備が進んでおらず、交通渋滞の深刻化、交通事故の増大、大気汚染の悪化などが生じています。バスなどの輸送能力や道路網の拡充では交通需要増に対応できないため、この協力（第4期）では、引き続き同市に都市鉄道の建設を支援します。これにより、増加する交通需要への対応を図り、交通渋滞や大気汚染の緩和、地域経済の発展に寄与します。なお、この協力には本邦技術活用条件（STEP）が適用され、日本の技術が活用されます。

【事業の目的】
本事業はベトナム最大の都市であるホーチミン市において、都市鉄道を建設することにより、増加する交通需要への対応を図り、もってホーチミン都市圏の交通渋滞及び大気汚染の緩和、地域経済の発展に寄与するもの。
【事業内容】
１） 地下区間（ベンタイン～バーソン間、3 駅）の鉄道土木工事
２） 高架区間（バーソン～スオイティエン）間、11 駅）の鉄道土木・車両基地工事
３） 車両調達・電気・通信・信号システム、開業後 5 年間のメンテナンス
４） 運営維持管理会社 IT システム
５） コンサルティング・サービス（基本設計、入札補助、施工監理、運営維持管理支援）