第2回Joint Coordination Committee(JCC:合同調整委員会)開催

2023.06.09

2023年6月9日に第2回JCC(Joint Coordination Committee:合同調整委員会)を開催しました。当日はプロジェクトのカウンターパートであるADR(農村開発庁)の他、APC(国際協力庁)、JICA関係者など計40名が集まり、今後の活動などについて活発な意見交換が行われました。

プロジェクト活動の進捗を報告する栗原専門家(写真左、右:江口専門家)

プロジェクト活動の進捗を報告する栗原専門家(写真左、右:江口専門家)

会の冒頭、プロジェクト実施機関の農村開発庁(ADR)ファビアン・アコスタ副長官は、新政権下、ADRがコロンビアの平和に向けて果たすべき役割は大きくなっており、統合的な農村開発を実現するため、本プロジェクトとの成果と教訓を総合農業開発事業スキーム(PIDAR)の改善に活かしたいと述べました。続いて、JICAコロンビア佐藤支所長は、本プロジェクトはJICAが実施する平和構築への協力の中核をなすものであり、ADRとの連携を重視していると述べました。

会議では、JICA専門家とADRカウンターパートから構成されるプロジェクトチームより、2022年より実施中の4つのパイロット事業サイトの進捗報告、新規パイロット事業サイトの選定などについて、発表と意見交換が行われました。JICA平和構築室から運営指導調査団として参加した小向国際協力専門員より、平和構築は大きな概念のように聞こえるが、コミュニティレベルでのミクロな活動が重要であり、帰還民、先住民、女性等様々な主体の結束が平和の種となると強調されました。また、齋藤職員より、今年度実施予定の国別研修の意義について説明がなされました。

小向国際協力専門員(写真中央、右:佐藤支所長)

小向国際協力専門員(写真中央、右:佐藤支所長)

また、閉会時にはオンライン参加したディエゴ・バティスタ長官より、JICAの協力への謝意が述べられました。

2021年11月に始まった本プロジェクトは2年次の後半を迎えました。コロンビアの平和構築の実現に向け、 ADRと連携し、新規パイロット事業、マニュアル・ガイドラインの作成などの活動に取り組んでいきます。

ディエゴ・バティスタ長官による閉会の挨拶

ディエゴ・バティスタ長官による閉会の挨拶

DRIP de PAZチームとJICA関係者

DRIP de PAZチームとJICA関係者

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