1.はじめに、チーフ・アドバイザーより

2016年4月11日

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九州大学 大学院農学研究院 教授 高須啓志

国際物流の急増は、一方で病害虫の広範な移動をもたらし、侵入病害虫による深刻な農作物被害をも引き起こします。そして、経済回廊の完成とASEAN経済統合に沸くインドシナ半島は、こうした事態の最も喫緊な舞台と言えます。本プロジェクトは、SATREPS初の3か国広域案件として、ベトナム、カンボジア、タイの戦略作物キャッサバに焦点を当て、画期的な診断キットの導入や、害虫の生物的防除、病害虫管理技術の開発、健全種苗の生産・栽培システムの構築、市場を通じた民間・農家・官連携の「トリプルWin型普及モデル」の提示など、最先端の活動を展開します。どうぞご期待ください!