26.トリプル・ウィンの風を感じる?(カンボジア・バッタンバン州でキャッサバ生産ビジネスの現状と見通しに関するシンポジウムを開催)

2016年7月6日

それはアグリバディ社・北浦社長の一言で始まりました。「わたしも含めたカンボジアの農家は、もっと、『カンボジアの、カンボジアによる、カンボジアのための農業』を目指すべきではないでしょうか?」すると、出光興産の古谷次長が「カンボジア政府の明確なバイオ燃料政策があれば、キャッサバを原料にバイオエタノールを製造し、それをカンボジア国内で販売する、国内完結型のバリューチェーンが構築出来るのでは?」と水を向けます。すると、カンボジア農林水産省農業総局のイヴ・ピルン次長が「ぜひそのような方向で政策提言していきたい」と呼応し、更には、3,400農家を束ねるキャッサバ農業組合長のソクセンさんも「そのバイオエタノールを作るのに、どれだけキャッサバが必要なんです?」と真顔で聞きます。意見がつながり活発化するにつれ、一陣の「トリプル・ウィンの風」を感じたのは、きっと私だけではないでしょう。

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シンポジウムで現状報告する現地チップ工場代表(右端)

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バッタンバン大学パオ博士

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バッタンバン大学エムトティム学長

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キャッサバ農業組合長ソクセンさん

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出光興産古谷次長

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出光セゾンマイクロファイナンス(カンボジア)社長

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カンボジア農林水産省農業総局工芸作物局イヴ・ピルン次長

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アグリバディ社北浦社長

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バイオアグリカンボジア社亀田社長

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キャッサバ農家の方々

【画像】シンポジウム参加者一同

【画像】シンポジウムを傍聴したバッタンバン大学の学生たち