44.情報共有管理の取り組み・その3(情報共有管理サイト「キャサリン」)

2016年9月1日

国際外交の裏舞台において、日本の外交官が今なお座右の銘とするのは、東郷茂徳元外務大臣の「相手に51を譲り、こちらは49で治める」ではないでしょうか?相手に何も与えない独り勝ちなど愚の骨頂、痛み分け(五分と五分)もまだまだで、最善は「負けるが勝ち」の発想です。共同研究プロジェクトにおけるデータのやり取りにも同じことが言えます。人間、悪気はないのに、自分のデータは出し惜しみ、もらえるデータは、どんどんもらいがちです。そこで必要なのが「情報共有を促す装置」。今般稼働した情報共有サイト「キャサリン(キャッサバ・リンクの略)」は、プロジェクト内のデータ共有を促すと同時に、活動進捗のリアルタイム・モニタリング・ツール、アグリバディ社のICTモニタリングなど、あらゆる活動情報のワンストップ・プラットフォームとして機能します。

【画像】キャサリンのホームページ

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キャサリン製作中の研究員ら