71.フンロック農業研究センター健全種苗増殖用スクリーンハウスの改修完了

2016年11月28日

キャッサバが育つ地域を地図上で見ると、熱帯と亜熱帯に集中しているのが分かります。これは、キャッサバが日光を好み、乾燥に強い(温暖化問題の切り札となる!)という特性を反映しています。逆に、気温が15度を下回ったり、太陽の光が遮られたりすると、成長は格段ににぶります。従い、無病無菌のクリーンな苗を温室内で栽培する際は、屋根材の太陽光透過率が重要なポイントになります。そこで南ベトナムの種苗供給基地となるフンロック農業研究センターのスクリーンハウスを改修するに当たり、太陽光透過率94%の屋根材を導入しました。また側面のスクリーンは網目0.3 mmを採用し、ウイルス病媒介中であるコナジラミをも通さない鉄壁の守りとしました。

【画像】既存の骨組みの上に屋根材と網を張り替えたフンロック農業研究センターの網室

【画像】

太陽光透過率94%の屋根材はまるで屋根がないように透明