74.飛躍的に進む各種センシング技術(地中のイモの生育状況を掘り出さずに知る技術の実験)

2016年12月8日

イネや、小麦、トウモロコシなど、収穫物が地上に姿を現している穀物は、目で見れば収穫の時期が推し量れますが、キャッサバのようにイモが地中に埋もれている場合、いくつか掘り出してみないと、なかなか判断はつきません。ところが最近では、土中の水分濃度を衛星などからキャッチできるセンサーがあり、それを見れば、イモを掘り出さずとも大体の生育状況を推し量ることが出来るようです。土中水分は発芽率も左右しますから、植え付け時期を決めるのにも、このシステムは使えそうです。また、こうしたセンサーをドローンに搭載できるようになれば、衛星より正確な判断材料が得られます。農業とITは、ますます離れがたい関係になってきているようです。

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ベトナム・ドンナイ省で、イモを掘り出さずにその成長を測定する実験中のジョージア大学グレン博士

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ベトナム・ドンナイ省で、イモを掘り出さずにその成長を測定する実験中のジョージア大学グレン博士

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ベトナム・ドンナイ省で、イモを掘り出さずにその成長を測定する実験中のジョージア大学グレン博士

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グレン博士(中央)と意見交換する九州大学田中特任助教(左)とノンラム大学アンさん