82.タイでのファイトプラズマ病調査

2017年1月6日

ファイトプラズマ(植物病原性細菌)が引き起こす病気は、40以上の種で構成され、遺伝子配列も多様なため、病原の検出が困難を極めます。プロジェクトでは、そんな困難を一挙に解決する遺伝子診断キット(東大の難波先生が開発)を使って検出しますが、そこに濁度計という特殊な機器が加われば、更に検出精度は増します。そこでプロジェクトでは、タイのラヨーン畑作物研究センター(No.53)にこの機器を導入し、東京農大の夏秋先生と東大鵜家研究員が試験稼働させました。同時に、同研究センター周辺のキャッサバのうち、てんぐ巣病の病徴を示す株について、検出試験を行いました(結果は、幸か不幸か陰性でした)。

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ラヨーン畑作物研究センター病害対策チーム・リーダーのファヌワットさん(左)と夏秋先生

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ラヨーン畑作物研究センターのスタッフ一同と