96.国際熱帯農業センター(CIAT)との連携

2017年2月7日

本事業のベトナム側カウンターパートには、ベトナムの政府機関に属さない「国際熱帯農業センター(CIAT)」が含まれています。この機関は、国際農林水産業研究を通じ、開発途上国における食糧増産、農林水産業の持続可能な生産性改善により住民の福祉向上を図ることを目的に設置された「国際農業研究協議グループ(CGIAR:Consultative Group on International Agricultural Research)」の一機関で、熱帯作物改良、栽培管理及び気候変動に関わる幅広い研究を世界の熱帯地域で実施し、特に東南アジアのキャッサバ改良では秀でた実績を残しています。JICAは2016年4月にこのCGIARとの間に協力覚書を交わし、特にSATREPSを、地球規模課題の解決にかかる国際共同研究に有効なスキームと位置づけました。今後、互いの研究成果の社会実装を協働して行うことにより、更なる相乗効果を達成することが期待されています。

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左から:CIATの石谷主任研究員、同農業生物多様性研究領域長ジョー・トーメ博士、理研の徳永研究員、井芹調整員

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CIATの病害・害虫対策チーム・メンバーらと、東大・鵜家研究員(前列中央)