118.ベトナム・ノンラム大学のカウンターパートを九州大学で短期研修開始

2017年4月6日

本プロジェクトでは、キャッサバの重要害虫であるコナカイガラムシとその天敵である寄生蜂をそれぞれ大量飼育し、生物的防除(No.9ご参照)を実施します。しかし、それを行うベトナムのノンラム大学のカウンターパートは、昆虫学についての基礎的な知識は有していますが、昆虫の分類、害虫やその天敵の効率的な飼育法、それらの生態学実験法に関する知識が不足しています。必然、現地において独立して効率的飼育や実験をしたり、他の研究者に技術を普及したりする能力も不足しています。そこで、これらの課題を解決するため、ノンラム大学のカウンターパート1名に対し、害虫や天敵昆虫を同定し、野外の発生状況を調査し、室内実験により昆虫の生態を効率的に解明するための、2か月に及ぶ短期研修を九州大学で開始しました。

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九州大学にて短期研修中のノンラム大学ダットさん

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カボチャを使った害虫飼育法の実験設備

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九州大学にて短期研修中のノンラム大学ダットさん

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ラオスからの留学生マヨリーさん(中央)とベトナム植物防疫研究所からの留学生フンさん(右)と

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休日、研究室の仲間と一緒に太宰府天満宮で社会勉強