138.ナカタアツヒト・タカタハルユキ(カンボジアでのベースライン調査始まる)

2017年5月27日

カンボジアのコンポントム州には「ナカタアツヒト」というコミューンがあり、そこにはこれと同じ名の小学校もあります。また、タイ国境に近いカンボジア北西部のバンテアイミアンチェイ州の、かつてアンピル村と呼ばれた村は、ある時から「ハル村」と呼ばれるようになり、「タカタ記念小学校」という小学校が出来ました。これらは、今から24年前の1993年、新憲法が発効し、カンボジア王国が正式に成立した年の総選挙で、監視や警備に参加して命を落とした日本人、中田厚仁氏と高田晴行氏に因む名前と場所なのです。そのカンボジアでは、先週、5年に一度の地方選挙が行われ、野党の救国党が躍進。これは来年の国政選挙にも影響を与えるとみられ、首相就任32年(東南アジア最長!)を誇るフン・セン氏率いる人民党の支配が揺らぐ可能性も高いと言われます。中田さんや高田さんのためにも、国政選挙が平和裏に終わることを切に祈りたいと思います。そんなカンボジアの、バッタンバン州とパイリン州で、普及評価チームによるベースライン調査が始まりました。

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バッタンバン州ラタナクモンドウル郡の農家

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バッタンバン州ラタナクモンドウル郡の農家

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バッタンバン州ラタナクモンドウル郡の農家

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この農家では、収穫した芋は自宅の庭で裁断してチップにし、天日干しにする

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農家の方々

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農家のご家族

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農家のご家族

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キャッサバは現金収入源の一つであり、キャッサバを育て続けるとは限らない

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農家での聞き取り時の記録はすべて手作業で行い、解析用のパソコン入力は調査旅行からホテルや大学に戻ってから行う