192.フィールド・ドリームスその4(カンボジア・キャッサバ生産普及センター施設のデモンストレーション)

2017年8月15日

No.115、136、152でご紹介したUBBのキャッサバ用隔離圃場「フィールド・オブ・ドリームズ」は、着々とその体制を整え、今般、一般向けに初のお披露目を果たしました。デモに参加したのは、キャッサバ生産農家組合、加工業者、カンボジア商務省、農林水産省、UNDP、GIZ(ドイツ国際協力公社)などからの約40名で、圃場ばかりでなく、東大・鵜家研究員による病気の検査の研修も見学してもらいました。このフィールドで生産できる苗は数が限られますので、一般農家への普及には、サテライト・フィールドでの2次増殖が欠かせません。従い、今回お呼びした生産農家や加工業者は、この2次増殖を担う候補者でもあります。しかし、そのためには、「健全種苗」の意味・意義・価値を十分に理解してもらわないといけませんし、生産した苗に所定の検査を受けさせ、健全であるという認定を受けてもらわなければなりません。正直、道のりは長く、一筋縄にはいかないでしょう。そのためのチャレンジ・フォー・ドリームズが続きます!

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参加者に隔離圃場の機能の説明をするUBBブンナさん

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参加者に隔離圃場の検査体制を説明するUBBのソパリーさん

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参加者にキャッサバの増殖方法を説明するUBBのターさん

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参加者を隔離圃場に案内するUBBのパオさん(中央)

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隔離圃場に植えられたキャッサバの生育状況を視察するデモンストレーション参加者