224.九州大学でキャッサバ害虫飼育の新技術に挑戦

2017年10月6日

生物学の研究は生き物を相手にしますから、年末年始やお盆休みも気が抜けません。お屠蘇気分に浸っているうちに大切な生き物(重要天敵や、その天敵を増やすために必要な害虫)が飢え死にしたら、元も子もないからです。本プロジェクトの害虫対策チームも、そんな緊張感の中で、少しでも効率の良い飼育法がないか試行錯誤を続けています。これまでキャッサバの害虫であるコナカイガラムシを飼育するには、カボチャやジャガイモの芽出し、鉢植えのウンシュウミカン等が用いられていましたが、これらの方法よりも、もっと簡便で効率的な方法を求め、鋭意挑戦中なのです。

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飼育法を改良中の九州大学ダット研究員(ベトナム・ノンラム大学所属)

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従来型のカボチャを使った飼育法

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カボチャ以外のさまざまな餌を試してみる

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新技術に挑戦中の九州大学ダット研究員(ベトナム・ノンラム大学所属)