282.ベトナム健全種苗生産・認証・普及プロトコールの作成開始

2018年1月28日

No.263でご紹介しましたように、プロジェクトの成果品たる「種苗管理システム」は各種プロトコール(手順)に落とし込まれます。例えば、「健全種苗」を謳ってキャッサバの苗を生産する場合には、育種素材の外国からの輸入に始まり、栽培系統の体系的な在庫管理方法、組織培養法、水耕栽培法、スクリーンハウス内での生産方法、原種生産圃場(露地)での栽培方法、ポストハーベストの管理方法、販売流通上のポイントなど、様々なものが含まれます。それらの手順は、ベトナムとカンボジアとではおのずと違いますし、またベトナムの南部と北部でも違います。そこで、生産地で生産に携わる担当者本人(この場合、フンロック農業研究センターのカウンターパート)が自らの設備やツールに基づき、自らの言葉で(ベトナム語は北部と南部で若干違います)プロトコールを作成する取り組みが始まりました。

【画像】

フンロック農業研究センターのカウンターパートが英文とベトナム語の両言語併記で作成したプロトコールの叩き台