328.ベトナム・ノンラム大でのウイルス接ぎ木伝播試験

2018年4月12日

キャッサバのウイルス病に関連した実験では媒介虫による伝播試験(No.319)や収量比較試験(No.320)などを実施していますが、ウイルス伝搬試験の一つとしては、さらに接ぎ木伝搬試験を行っています。これは、ウイルス病のキャッサバ苗(台木といいます)に切り口を作り、ここに健全なキャッサバの茎(接ぎ穂といいます)を接着する「接ぎ木」という技術を使うものです。これにより、ウイルスを接ぎ穂に人工的に感染させることが期待され、また、どのような品種がウイルスに抵抗性を持つかなどを確かめることができるのです。そこでまず接ぎ木の技術をノンラム大学のカウンターパートに伝授し、伝播実験を開始しました。

【画像】

カウンターパートに接ぎ木の技術を教える鵜家研究員(左端)

【画像】

精密にカットされた茎

【画像】

接ぎ木技術を実践するカウンターパートたち

【画像】

接ぎ木作業中

【画像】

接ぎ木された感染株(台木)と非感染株(接ぎ穂)