2018年12月4日
プロジェクトのカンボジアでのカウンターパートは教育省傘下のバッタンバン大学のみですが、事業の持続性を考えると、産業作物生産や植物防疫などの行政にたずさわる農業総局との連携が欠かせません。そこで東京農大の夏秋先生(No.337)に引きつづき、名古屋大学の伊藤先生が同局のニン・チャイ(Dr. Ngin Chhay)新局長を訪問し、バッタンバン大学で生産されるキャッサバ健全種苗を農業総局の圃場で増殖させるなどの協力分野について、基本的な合意を得ました。ニン・チャイ新局長は、カンボジア王立農業大学(RUA)にある名古屋大学のサテライト・キャンパスにおいて博士号(農学)を取得したばかりで、今後、名古屋大の伊藤先生を擁する本プロジェクトとの一層緊密な連携が期待されます。