501.タイGSLジャパン社さんとの意見交換

2018年12月13日

キャッサバの生産量の世界1位はナイジェリア、2位はタイ(2014年)ですが、この両国は、その使用法がまるで違います。前者がほとんど食用なのに対し、後者はほとんど加工用なのです。つまり、ナイジェリアではイモを人間がそのまま食べますが、タイではイモから製品(チップ、ペレット、デンプン)を作り、そのほとんどを輸出しているのです(全世界のキャッサバ製品輸出額に占めるタイのシェアは8割!)。日本が輸入するキャッサバ・デンプンの多くも出所はタイです。では、日本ではタイのキャッサバ・デンプンを何に使っているかというと、その用途は多種多様ですが、なくてはならないのが「オトマトペ」でしょう。前にも言いましたが(No.67)、モチモチ、プヨプヨ、サクサク、ツルツル、こういった日本人にはなくてはならない食感のもとこそが、このキャッサバ・デンプンなのです。今般、そんなタイのキャッサバ・デンプンを日本に輸入しているGSLジャパン社さんの和田社長とお近づきになることができました。今後の親交が楽しみです。

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GSLジャパン社和田社長(左)とCIAT石谷上級研究員