656.カンボジア新業務調整員バッタンバンに赴任

2019年8月13日

はじめまして。このたびバッタンバン大学に業務調整員として赴任しました川上司(かわかみ つかさ)と申します。私は、7月まで農研機構種苗管理センターに所属し、同機構種苗管理センターの前身である農林水産省後志馬鈴しょ原原種農場と(独)種苗管理センター(十勝農場(北海道)、雲仙農場(長崎))で、馬鈴しょ原原種生産に関する組織培養、増殖・生産、病害検定などに関する業務に携わり、2001年にインドネシアでのJICAプロジェクト「優良種馬鈴しょ増殖システム整備計画」で種いも増殖・生産技術の長期専門家として2年間活動いたしました(あれからすでに15年以上もたち、久しぶりにJICA専門家の活動です)。帰国後は、種苗管理センターに戻り品種登録制度(植物新品種保護制度)にかかる栽培試験を担当した後、農林水産省において品種登録制度における国際関係業務を担当し、主にASEAN諸国でのワークショップや研修及び会合の開催において、各国の植物新品種保護制度を担当する部局の担当官との調整なども行ってきました。その後、農研機構種苗管理センターに再度戻り、これまで国際対応業務や現在の品種保護対策課で育成者権者の権利行使を支援する業務を担当し現在に至っております。このような業務実施の間には、種馬鈴しょ生産や植物新品種保護制度にかかるJICAの集団研修を担当したり、他のJICAプロジェクト案件で調査団や終了時評価にも参加したり、様々な活動でJICAとも関わってまいりました。本プロジェクトのC/Pの同センター訪問の際には私が対応しました(No.468)。カンボジアは、農水省時代に一度プノンペンを訪れ農林水産省を訪れたことが一度あるだけで、業務調整員としての仕事も今回初めてではありますが、関係者の方々から色々と教えていただき、プロジェクトの業務が滞ることがないように本業務を努めてまいりたいと思っております。それでは、皆様今後ともよろしくお願いいたします。

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左からプロジェクト秘書のマリヤさん、川上調整員、ダーリット短期臨時会計役