786.カンボジア、バッタンバン州生産農家向けワークショップの開催許可取得

2020年1月4日

地域開発活動を実施するには、活動の戦略や計画を的確に決めるために、対象となる集団の綿密な情報把握が必要になります。そのために実施する調査の一つにKAP調査(No.301)というのがあります。個人が何らかの行動を実践する際には、ある問題に関する正確な知識を得ること、その問題を解決するための態度や姿勢をとること、そして、実際に実行することの3つの段階が必要と考えられます。そこで、この知識(Knowledge)、態度(Attitude)、行動(Practice)に関する、質的または量的な情報を収集します。カンボジアで行っているキャッサバの病害虫に関するKAP調査は、次の四つの工程から成ります:(1)質問票による調査、(2)対象者を三つのグループに分けて、1)ポスターを配布する、2)ポスターを配布するとともにワークショップに参加してもらう、3)何もしない、の、3つのトリートメントを実施する、(3)再度質問票による調査を実施する、(4)(1)と(3)を比較し、(2)のトリートメントによって病害虫に関する知識や態度、行動がどのように変化したかを見る。UBBの普及チームは、バッタンバン州ラタナクモンドゥル郡において、以上のKAP調査のうちのワークショップを開催するための許可を郡当局から取得しました。