959.カンボジア、国家キャッサバ政策2020-2025閣議承認

2020年8月14日

カンボジアの農業生産性の向上による経済発展のため、商務省などが中心になって策定されたカンボジアの「国家キャッサバ政策」が閣議承認を受けました。それによると、キャッサバ政策におけるバッタンバン大学(UBB)の役割りは、「キャッサバ生産農家の生計向上、キャッサバの商品としての競争力強化、そしてキャッサバでん粉工場など加工産業に資する付加価値付与を目指し、キャッサバ研究開発センター機能を確立し、これを強化すること」です。このように、キャッサバ政策上のUBBの役割りが明確化されたことは、政策の策定に携わった本事業のプロジェクト・マネージャーのパオさんらの努力の賜物であり、また、UBBのキャッサバ生産普及機能の強化に貢献してきた本プロジェクトの重要な成果でもあります。UBBのこの役割りは「5~10年をかけた長期的取り組み」とされていますから、UBBでは本事業で確立したキャッサバの生産普及技術、ならびに病害虫管理技術を維持したうえで、品種改良のための育種技術を発展させることで研究開発機能に磨きをかけ、カンボジアの経済発展に更に寄与することが期待されます。

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