1039.ベトナム、中部および南部8省でモザイク病調査

2020年12月10日

植物防疫研究所は、ベトナム北中部のゲアン、タインホア、中部高原のコントゥム、ザーライ、ダクラク、南中部のフーイェン、東南部のドンナイ、バリア・ブンタウ省で、てんぐ巣病ならびにモザイク病徴のあるサンプルを収集し、検査した結果、ゲアン省、ドンナイ省などの省から、ファイトプラズマならびにキャッサバモザイクウイルスの陽性反応を得、同省にも病原体が侵入していることを確認しました。また、ゲアン省とドンナイ省のサンプルの内、無病徴植物の検体についてウイルスの有無を確認したところ、それらは感染し病徴を示す植物に囲まれていたにもかかわらず、いずれの検体もウイルス陰性であったことから、モザイクウイルスは無病徴感染しないことが示唆されました(少なくとも、これまで調査した範囲内では、新型コロナウイルスのように「感染していても無病徴」というケースがない、つまり「感染していれば必ず病徴が出る」ことが示唆されます)。

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タイニン、ゲアン、ドンナイ省のウイルス検査結果

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タイニン、ゲアン、ドンナイ省のウイルス検査結果