1040.ベトナム、迅速検出キット開発のための研究計画を策定

2020年12月20日

植物防疫研究所は、当初、日本の共同研究機関である東京大学で開発される遺伝子増幅を利用した簡易迅速廉価なモザイク病病原体検出キットを2020年度内にベトナム国内で効果検証し、普及する予定でしたが、新型コロナウイルス禍で日本人専門家がベトナムに渡航できず、綿密なすり合わせを擁する技術移転ができませんでした。そこで、万が一、コロナ禍がこのまま続くことを想定し、独自の代替案として、遺伝子組換え法を用いて大腸菌内でスリランカキャッサバモザイクウイルスの外被タンパク質を生産し、それに対するポリクローナル抗体をつくることにより、抗体を利用した簡易・迅速・廉価なモザイク病病原体検出キットを作る準備を開始しました。

【画像】