1064.東京農大・東大チームらによるSLCMV検出用の手作りLAMPキット詳細プロトコル完成

2022年1月20日

ベトナムとカンボジアで発生しているスリランカキャッサバモザイクウイルス(SLCMV)の特異的検出のため、現場でのウイルス検出が容易な乾燥LAMPキットを本プロジェクト独自で開発し、各カウンターパートに英語版の制作プロトコルを共有しました。乾燥化の過程では、反応液の入ったチューブを液体窒素で急速に冷却させた後に凍結乾燥機で一晩中処理しますが(チューブ写真の左は液体窒素処理後、右は凍結乾燥で完成したキットの様子)、液体窒素の代わりに—25℃で30分間の処理でも有効であることを確認し、現地の設備に合わせた代案も伝えました。農大ではSLCMVに感染したキャッサバの植物体がないため、冷凍保存していた感染葉と非感染葉を用いた実験で冷凍葉の4カ所を突いた爪楊枝を本キットの反応液内でかき回すだけで検出可能であることも確認しました。

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