Planning and Prioritization研修

2016年12月31日

ブータンでは、翌年のチオック年間開発事業について、各世帯から代表1名ずつをゾンデュ(村での集会)に集まってもらい、計画・討議しています。これに先立ち、2017/18年度の年間開発活動が計画される2016年12月にそれぞれのパイロット地区で「Planning and Prioritization研修」をコミュニティグループの代表に対し実施しました。研修のファシリテーターは県のプランニング・オフィサー及び地区のアドミニ・オフィサー(Gewog Administration Officer)で、国家開発計画委員会(GNHC:Gross National Happiness Commission)が2014年に作成したLocal Development Planning Manual(LDPM)を研修教材として使用しました。

研修参加者からのフィードバックとして、LDPMは地方公務員を対象とした教材であるため、コミュニティメンバーには適していないとの指摘がありました。また、コミュニティの人々に適した実践を重視した教材を開発すべきであるとの声が聞かれました。プロジェクトとしてコミュニティ用研修教材を開発し、県のプランニング・オフィサーや地区のアドミニ・オフィサーに対しToTを実施し、研修を実施する方向で進めていきたいと考えます。

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研修を聴講するコミュニティの人々

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地方行政官による講義