技術革新を活用した「手掘り井戸」研修

2016年11月23日

ポトシ県庁事業調整・実施委員会を通じ、PRODIBAS(ポトシ県南西部基礎インフラ整備促進プロジェクト)は県庁水・衛生ユニット(UNASBA)が担当している水源開発に関する能力の強化に取り組んでいます。
ポトシ南西部にある村落は、一般的に「Rancho(散られている)」と呼ばれる小さいコミュニティで構成されています。多くのRanchoでは、上水へのアクセスがなく、住民は汚染水に最も脆弱です。Ranchoでは人口が少ないことから、深堀井戸ではなく、小規模の手掘り井戸の技術が注目されています。
2016年10月に、54人しか駐在しないPorco市Phusuta村で、UNASBAの技師、市職員やコミュニティのメンバーを対象に手掘り井戸に関するOJTを実施しました。7日間にわたり平均12人が参加し、井戸を2本掘削しました。
施工費用や維持管理費用が安価で済むことなど地域へのインパクトが大きいことから、県庁や市役所では今後の幅広い普及を検討しています。

【画像】

UNASBA技師への基本知識の移転

【画像】

手掘り掘削に必要な資機材の組み立て

【画像】

各関係者の積極的な参加

【画像】

UNASBA技師による井戸の洗浄

【画像】

手掘り井戸OJTへの参加者

(PRODIBASローカルコンサルタント:Karen Sanjinés氏)