第1回Joint Coordinating Committee会議開催

2016年3月16日

当プロジェクトの活動を開始して5か月が経ち、カウンターパート機関の労働職業訓練省やパイロット職業訓練校にプロジェクトの活動スペースを設けたり、また、現場での訓練状況の洗い出しを行うなど、活動基盤を整備しつつある中で、去る3月16日に、第1回のJoint Coordinating Committee(通称JCC)会議を開催しました。

JCCとは、プロジェクトにかかわるカンボジア(労働職業訓練省とその傘下のパイロット職業訓練校のNPIC、NTTIとPPIの3校など)および日本(JICA事務所およびプロジェクト専門家など)の双方の関係者が集まり、プロジェクトにおける進捗確認や活動計画、問題解決を話し合う場であり、当プロジェクトでは年1回は開催することにしています。

本プロジェクトは昨年9月末より開始され、今回初めてのJCCでした。JCCにおいては、これまでの活動の進捗状況の確認と2016年度のプロジェクトの活動計画の審議を行うとともに、今後の具体的方向性を検討するため、日系企業も含むカンボジア国内の製造業を中心とした企業ニーズ調査結果の紹介、カンボジア側へのJICA技術プロジェクトの枠組みや内容の理解を深めるための説明など、約3時間にわたる討議を行いました。

会議の中では、出席者から活発なコメントが寄せられたほか、特に、本分野が目指している短大レベル相当の電気分野のカリキュラム開発を進めるに当たり、会議出席企業から、企業サイドからの技能・技術者育成へのご意見や生産現場の問題に直結したアドバイスなどの忌憚のないご意見をいただきました。

今後は、JCCでいただいたご意見を踏まえ、プロジェクト関係者が一丸となって、より生産現場に近いカリキュラムの開発を目指すとともに、プロジェクトの活動を対外的に積極的に周知・浸透を図るためにも、今年(2016年)の11月からの標準カリキュラムのトライアル試行とともに、関係する職業訓練の様々なイベントや地域企業に役立つ事業展開を行っていく予定です。

(参考)当プロジェクトパンフレット

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会議全体の様子

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議長のPich Sophoa労働職業訓練省長官

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Pok Pan労働職業訓練省副長官(写真右)、プロジェクトマネージャーのLaov Him職業訓練局長他