標準化カリキュラム開発ワークショップ開催

2016年10月6日

2016年10月4日、6日

当プロジェクトの対象職業訓練パイロット校3校の電気科、電子科、機械科の指導教官を対象に、2016年10月4日(於National Technical Training Institute; NTTI)と10月6日(於National Polytechnic Institute of Cambodia; NPIC)に、標準化カリキュラム開発ワークショップを開催し、総勢約80名が参加しました。

それぞれ同じ内容なのですが、対象校3校のうち2校は同じ敷地内に併設され、もう1校は離れた場所にあるため、3校からの参加者をできるだけ募る目的で、場所を2ヵ所に分けて開催しています。

今回のワークショップでは、当プロジェクト活動のため各訓練校で整備された実習場を会場として、日本の職業訓練制度やポリテクカレッジ(職業訓練校)での訓練内容を踏まえ、プロジェクトで作成した、短大レベルの電気分野の標準化カリキュラム案のフォーマット・構成や内容の概略紹介、カンボジアの職業能力制度の説明、日本で開発されたCUDBAS手法(職業能力の構造に基づくカリキュラム開発手法)を利用した技術用語のチェックやカリキュラム標準化にかかる演習を参加者に行ってもらいながら、カリキュラム開発に関する知識や理解を深めてもらいました。カンボジア側の自発性を促すため、説明も主に各校でカリキュラム標準化を担当するTechnical Working Groupのメンバーや当プロジェクトの立壁専門家(電気)の指導を受けたプロジェクトのカンボジア人スタッフが行いました。

カンボジアでは、11月末から職業訓練校の新学期が始まりますが、この新学期に合わせて当プロジェクトのカリキュラム案の一部を試行・検証してもらうよう働きかけていきます。このために、電気科に限らず、内容的にも関連する電子科や機械科の指導教官に対しても広く理解を得るとともに、今後の検証につなげていくため、今回のワークショップを開催しました。

今後は、3校での検討を深めるとともに、訓練校を管轄する労働職業訓練省の一層の理解を得つつ、加えて産業界の意見も取り入れながら、カリキュラム案の内容を精査していくことになります。

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NTTI集合写真

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学長挨拶

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NTTIおよびNPICカウンターパートの説明

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NTTIおよびNPICカウンターパートの説明

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NPIC集合写真

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学長まじえ会議

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立壁専門家の指導の様子

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プロジェクトスタッフによる説明